私の作品は前衛書と呼ばれ、自分の気持ちの赴くままに好き勝手に書くもの で、
まるで子供のいたずら描きみたいなものです。
我が家の庭にシートを敷 き1畳分ぐらいの紙(タテ90×ヨコ180cm)をのせ、
バケツの墨(墨でなく てもよい)を大筆につけエイヤッと紙の上を走らせます。
同好の人が集まり 年2回程展覧会を開いています。 かくいう私も前衛書なるものとは全く無縁だったのですが、
61歳を過ぎた頃、 偶然山で知り合った人に書展の案内状をいただき何となく見に行ったら、
その 主催者が日本の前衛書を切り拓いた人の弟子で「どうですか、一杯」と飲みに 誘われ、
そのままズルズルと今日まで十数年も続いてしまったというわけです。
おいらく山岳会にも、その時の同じ山で知り合った方(書の人とは違う人)か ら紹介され平成12年に入会しました。
山と書は偶然が取り持つ縁で私の中にグサッと突き刺さってしまったようです。