【ジュウニヒトエ】 シソ科 日本固有種です。多摩丘陵では、この20年ほどの間に急激に個体数を減らしていて地域絶滅が危惧されます。 いくつかの県でも絶滅危惧種に指定されています。花期は4月~5月草丈20cmほどの多年草です。 春に高さ8cmに及ぶ円錐塔状の花穂を立て、淡紫色の1cmほどの花を花穂の周囲に多くつけます。 葉や茎に毛が多く、そのせいで葉は緑白色に見えます。 花穂に花が重なり合う様子を、平安時代の女官の衣装「十二単」にたとえたものであるという説が一般的です。